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プロの視点
『Hocus Corpus』 コトバとの出会いで綴る通訳者の世界 和田泰治
第2回
"COVID-19"
通訳者の和田泰冶です。
“Hocus Corpus”第2回は、昨年から世界を覆いつくしている新型コロナウイルスに関して出会った言葉を考察してゆきたいと思います。
昨年から今年にかけて、直接携わった少ない通訳の機会の中で、ほとんど全てと言っても過言ではなく、新型コロナウイルスがトピックの中心にありました。
官公庁関係の記者会見やメディアの取材は言うに及ばず、ITであっても、企業の決算発表であっても、アメリカの政治を語るセッションであっても、
哲学者が人の生き方を語る講演会であってさえ、コロナが常に話の主役の座に居座っていました。
WHOが
実際に発出されたのは1月30日で、その後、日本はダイヤモンドプリンセス号が全国民的な耳目を集め、
市中感染
海外のメディアでは「自粛疲れ」に近いイメージを
秋の感染再急増に際しては、インフルエンザとコロナのダブル感染の懸念が広がりました。
これは
「Go Toキャンペーン」に頭を悩ませた通訳者も多かったのではないかと思います。
キャンペーン名の固有名詞なのでそのままでもよいのかも知れませんが、英語的には少しおかしなところがありますので、
The dining and tourism promotion policy titled “Go To Campaign”と言ってみたり、
イギリスの
コロナ関係の話で必ず出てくる言葉のひとつが「三密」ですが、これも何かあるだろうと調べてみると、
海外のメディアで使われていた一例が
ワクチンが最近では最大の関心事でしょう。
集団免疫
今回は、コロナ禍で出会ったコトバ、学んだコトバの一部をまとめてみました。限られた通訳の機会の中でもいろいろなことが学べるものだとあらためて思います。
それでは皆さん。ごきげんよう。
和田泰治 英日通訳者、アイ・エス・エス・インスティテュート 東京校英語通訳コース講師。明治大学文学部卒業後、旅行会社、 マーケティングリサーチ会社、広告会社での勤務を経て1995年よりプロ通訳者として稼働開始。 スポーツメーカー、通信システムインテグレーター、保険会社などで社内通訳者として勤務後、現在はフリーランスの通訳者として活躍中。
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